ニキビ
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ニキビとは
ニキビは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の疾患です。思春期以降にできることが多く、汚れや老廃物が毛穴に詰まり皮脂腺が化膿して炎症を起こして盛り上がったものです。ストレスや睡眠不足、化粧品が合わないなどによってもできる場合があります。
ニキビの原因
思春期のホルモンバランス
思春期になると、男性なら男性ホルモン、女性なら女性ホルモンの分泌が急激に増加します。男性ホルモン(テストステロン)は皮脂腺の働きを活発にさせるため皮脂量が増加します。女性の場合は女性ホルモンのひとつの黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれるホルモンが男性ホルモン様の働きを一部持っているため、このホルモンの分泌により皮脂量が増加します。
月経前のホルモンバランス
女性の月経周期では、月経がはじまってから2週間後前後に排卵が行われます。この排卵に伴い黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる女性ホルモンのひとつが分泌されます。もう一つの女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)は肌に対しては美肌傾向に持っていく作用がありますが、プロゲステロンはお肌を不安定にさせて男性ホルモン様の皮脂分泌を増加させる作用があります。そのため、生理前に大人ニキビが出来たり、悪化したりする場合があります。
ストレス
ストレスが過剰になると、ホルモンのバランスが崩れ、〈黄体ホルモン〉の活動が優位になります。〈黄体ホルモン〉は、肌や髪の乾燥や血液循環の悪化を招き、肌からニキビの原因となる皮脂を過剰に分泌します。
自律神経の乱れ
ストレスなどの影響で、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ自律神経が乱れると、ホルモンの分泌が乱れて、皮脂の分泌量が増加したり皮脂の成分が変化するといった影響が出てきます。さらにビタミンやミネラルの消費が亢進してビタミン・ミネラル不足となり、体調の不調とともにお肌の不調が顕著に出てきやすくなります。その結果、肌荒れと共にニキビもできやすくなります。
食生活の乱れ
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■ ビタミンB1
炭水化物(糖質)がエネルギーに変換される際に必要なビタミンです。ご飯やパン、お菓子などをエネルギーに変えるだけでなく、自律神経機能などを安定させる機能があるため、不足すると自律神経系のバランスが崩れホルモンバランスなどが崩れるためお肌が荒れて皮脂量が過剰になってニキビができやすくなります。
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■ ビタミンB2
3大栄養素をエネルギーに変える際や皮脂腺などの器官の機能調整に重要なホルモンで、不足するとこれらの機能が衰えるため、お肌では皮脂が増加してニキビの原因になったり、肌の状態が不安定になり肌荒れを起こして皮膚炎やニキビの悪化原因になったりします。
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■ ビタミンB6
主にタンパク質の代謝に関わるビタミンです。タンパク質は体の細胞や血管・筋肉などのもとになる重要な成分なので、このビタミンが不足すると細胞が弱くなり、老化しやすくなります。ビタミンB2と同様に神経系にも重要な役割を果たしているので不足すると肌荒れやニキビができやすい肌になります。
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■ ビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用が非常に強いと言われるビタミンで、ストレスの元である活性酸素を除去してストレスを緩和したり、炎症を抑えたりする作用があります。皮脂分泌も抑制する働きもあるため、不足すると皮脂過剰と共に炎症も悪化しやすくなるためニキビが悪化しやすくなります。
喫煙
たばこは毛細血管を収縮させ、血行を悪くします。血液循環が悪くなると肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすくなります。また喫煙によってビタミンCの吸収率は低下し、消費が大幅に増えます。他のビタミンやミネラルの消費も大きく増えるため、肌荒れやニキビがよりできやすい状態となります。
ニキビの種類
正常な皮膚
ニキビ菌は正常な皮膚の上にも存在しますが、正常な皮膚上では繁殖して炎症を起こすことはありません。 皮脂腺で作られた皮脂は毛穴から皮膚表面に出ていき、表面を弱酸性にして細菌の繁殖を防ぐとともに、保湿を行っています。 正常な皮膚は角質層が上手に代謝を行っていて、余分な皮脂が毛穴に残ることなく外に出て行くことができます。
ニキビの前段階
微小面皰
肉眼的には見ることのできない微小面皰はニキビの前段階です。 主に男性ホルモンにより皮脂腺が活性化されて皮脂分泌が活発になり、さらに毛包漏斗部の角化が進んで毛包内に皮脂が溜まり皮膚の常在菌が増殖した状態です。
毛穴の出口近くで角化異常が起こると、毛穴が塞がれて皮脂は外に出られなくなり、どんどん溜まってしまいます。
ニキビの初期段階(炎症のないニキビ)
閉鎖面皰(白ニキビ)
毛穴が角栓により閉じて皮脂が詰まった状態です。比較的皮脂の溜まりにくい頬などの表面に白いポツポツとした膨らみができます。
毛包が広がり、アクネ桿菌が増え始めます。
ニキビの初期段階(炎症のないニキビ)
開放面皰(黒ニキビ)
白ニキビの毛穴が開いて、そこに酸化した皮脂や古い角質が溜まり、さらにメラニン色素などによって黒く見える状態です。比較的代謝が活発で、皮脂が溜まりやすい鼻や額にできます。
悪化したニキビ(炎症を起こしたニキビ)
紅色丘疹(赤ニキビ)
白ニキビが悪化して、毛穴に溜まった皮脂に細菌が繁殖し、炎症を起こしてニキビの表面が赤く見える状態です。塞がっていた毛穴が皮脂に押し出されて広がり、中央に白い芯が見えるようになります。
さらに悪化したニキビ(化膿したニキビ)
膿疱(黄ニキビ)
赤ニキビが更に悪化し炎症が激しくなった状態です。てっぺんに黄色い膿が出てきます。外に出られない皮脂と膿が皮脂腺を破って真皮層や皮下組織にもダメージを与えるため、高い確率でニキビ痕ができます。
もっとも重症化したニキビ
嚢腫・結節
嚢胞が重症化し、さらに皮膚の深い部分にまで炎症が及んで、膿疱のまわりが硬くなって丘疹が大きくなったものを硬結といい、隣り合う膿疱が融合して深いところに膿がたまった状態を嚢腫といいます。重症化したニキビは治癒後もニキビ痕が残ることが多いため、しっかりとしたニキビ痕治療が必要になります。
ニキビの治療方法
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古い角質や毛穴の汚れ、毛根のアクネ菌を取り除き、肌のターンオーバーを正常に戻して新しい肌細胞の産生を促す治療です。大人ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌と古い角質の詰まりを改善、アクネ菌の繁殖を防ぎ、ニキビのできにくい肌をつくります。
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レーザーピーリングで肌表面に蓄積した古い角質を取り除き、ターンオーバーの乱れを改善します。ジェネシスは表皮に作用して肌の代謝を促すとともに、コラーゲンを増やすことで肌のキメが整いハリが改善します。レーザーピーリング効果で毛穴汚れを取り除き、毛穴を正常にしてニキビのできにくい肌をつくります。
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特殊な電気パルスを皮膚表面に与えることにより、一時的に細胞と細胞の間に隙間を作り、肌深部まで有効成分を大量にダイレクトに浸透させる治療です。
イオン導入の20倍の浸透効果でニキビに有効な成分を肌深部までしっかりと浸透させて、ニキビの炎症を抑え、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌や崩れた毛穴構造の改善を行います。今あるニキビを鎮めるだけでなく、毛穴を正常化してニキビのできにくいお肌に導きます。 -
炭酸ガスレーザーで最小限の穴をあけることで、皮膚の深いところに溜まった膿を排出させます。毛穴に詰まった膿や余分な皮脂を溶かすと同時に殺菌効果により細菌にも作用します。膿や皮脂が排出されると、炎症が治まりニキビが治っていきます。レーザーで開けた穴は、傷を残さず1〜2日のうちにきれいに塞がります。大きな赤ニキビが多発していて、他の治療ではなかなか数が減らない場合や、隣り合った複数の毛穴が化膿して融合したような大きな嚢腫では、皮脂腺ごと焼灼してしまうことで、早く治癒させることもできます。
ニキビ処置(1コ) 1,100円
上記治療と組み合わせて行うとさらに効果的です。
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外用薬/トレチノイン
トレチノイン(レチノイン酸)はビタミンA誘導体で、欧米ではニキビ治療の第一選択薬となっています。トレチノインは過剰になった皮脂腺を萎縮させて皮脂腺の機能を低下させるとともに、皮膚のターンオーバーを促進し毛穴に蓋をしている角栓を剥がれやすくすることによってニキビを改善していきます。
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ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑えたり、肌のターンオーバーを正常に整える「ビタミンC」や「ビタミンB群」。ニキビの炎症を抑える「トラネキサム酸」。高い抗酸化作用をもつ「高濃度ビタミンC」も、ニキビの改善・予防に効果的です。
「プラセンタ」は皮脂の過剰分泌を招くホルモンバランスや自律神経のバランスを整えます。【初めてご来院の方 3,300円〜9,900円】
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内服薬、サプリメント
過剰な皮脂分泌を抑えて新しいニキビを予防する「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB6」。色素沈着や過剰な皮脂分泌を防ぎ、炎症を抑える「ビタミンC」。ニキビの炎症を抑える「トラネキサム酸」など、内側からもニキビに有効な成分をしっかり摂取することが大切です。
ごあいさつ
現代社会は、様々なストレスが蔓延する高ストレス社会です。
過度のストレスはホルモンや免疫系のバランスを崩すだけでなく、自律神経系から精神までも蝕み、当然、人としての容姿・美しさも蝕みます。
身体の内側から健康であることは、お肌の美しさや健やかさに繋がるのは間違いなく、お肌が美しく健やかである人は、心と身体が健康で充実しているに違いありません。
私たちと共に心と身体の予備力を高めていき、心と身体の健康を充実させてお肌の美しさと健康の基盤を作っていきましょう。
そんな想いで、私たちはあなたからのご相談をお待ち致しております。
医療法人社団MEDIAGE 理事長 富島 隆裕
理事長 富島 隆弘
【経歴】
- 1996年
- 愛媛大学医学部卒業
- 1996年
- 大阪大学脳神経外科医局入局
- 2005年
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大阪大学医学部脳神経外科、同大学院博士課程を修了
美容クリニックにて院長、総院長を経て現職
【資格】
- 日本脳神経外科学会認定専門医
【専門】
- 美容外科 美容皮膚科 形成外科 皮膚科
【所属学会】
- 日本抗加齢医学会
- 日本臨床抗加齢医学会
- 日本美容外科学会
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー学会
メディアージュクリニック青山院
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